消費者教育のページ
【消費者教育】契約のトラブルで困った時の”消費生活センター”
「お試しのつもりが、定期購入だった!」
「クーリング・オフって聞いたことはあるけど、どういう仕組み」
このような時の連絡先を知っていますか?
それが”消費生活センター”です。
埼玉県には各市町村に消費生活センターがあり、
国家資格を持った「消費生活相談員」等が相談にのってくださいます。
埼玉県消費生活支援センターHP
→https://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/b0304/index.html
昨年度まで、上記センターで研修生として勉強をさせていただき、
相談の最前線の中におりました。
驚いたことは、相談の電話がひっきりなしにかかってくること、
小学生から高齢者まで相談者の年齢層が広いこと、
高額な契約トラブルも多数含まれていたこと・・・。
家庭科教員として「契約トラブルに注意!」と伝えてきましたが、
こんなにも相談が多いとは知りませんでした。
そしてトラブルの最前線で相談にあたっている職員の皆さんのプロ意識の高さに感動しました
日々変わっていく法律等を弁護士の方々と勉強会を定期的に行うなど、
最新の情報に対応するための熱意に圧倒されました。
また、「少額だから仕方ない」「勉強代としてあきらめる」など、
被害にあってもそのままにする人が多いことも知りました。
このようなときも、ぜひ情報提供をお願いします。
消費生活センターに集まった情報はビッグデータとして残り、
悪質業者への指導、法律改正などにつながるケースも多数あります。
相談が「他の誰かを守る」ことになるかもしれません。
消費者トラブルにあってしまった、あってしまったかもしれない時は、
「188」へお電話を!
最寄りの消費生活センターにつながります。
小学生も中学生でも、電話をかけてくださいね
【消費者教育】弁護士、消費生活相談員と学校をつないだ3学年行事!
7月12日(火)4限、「18歳”オトナ”としての権利と責任」と題して3年生全員に消費者教育を実施しました
埼玉弁護士会の弁護士の先生、埼玉県消費生活支援センターの相談員さんをオンラインでつなぎ、教員と3人で講座を実施しました。
事前アンケートで「成人になってやりたいこと、知りたいこと」を聞いたところ、「クレジットカードについて知りたい」という回答が多かったためクレジットカードの仕組みや、契約の注意点などを専門家お二人に解説いただきました。
1年次の家庭科でクレジットカードについて学習していますが、一度で理解することは難しく貴重な機会となりました。
途中、生徒自身のスマートフォンから〇✕クイズや投票サイトを用いた「18歳成人としてひとこと」などオンラインでありながら全員参加型の講義としました。
これまで学習する機会が少なかった「クレジットカード」。
生徒からは前向きな感想を得られました。
今後も「自分事」をキーワードに、生徒自身が考え・行動できるような消費者教育を企画してまいります
高校生「成人」スタート!
4月から成年年齢引き下げが始まりました
早速”成人”になった生徒に話を聞いても実感が無いようです。
成人として「できること」があまり身近でないからかもしれません。
成人としてできることが増えた=責任が伴うということです。
クレジットカード作成、スマホ契約、賃貸アパートの契約等も1人で行うことができます。
高校生であっても18歳であれば可能です。
ではクレジットカードの仕組み、きちんと理解できているでしょうか?
高校家庭科では扱っていますが、高校生にとって身近でなく理解の定着が難しかったように思います。
これまでお金のこと(税金、ローン、保険、投資など)や、物・サービスを”消費”することが社会にどのような影響があるか、学校ではあまり触れられてきませんでした。
”成人”がクラス内に混在するようになった今、これまで以上に学校で「お金」や「消費」について発信する必要があります
今回は、本校の情報発信としての取組みの1つとして、漫画研究部と三郷市、三郷市教育委員会が取り組んだ「消費者トラブル未然防止の啓発ポスター」を紹介します。
「広報みさと」の表紙となった作品です。
成年年齢引き下げについて部員が調べ、得意なイラストを用いて中学生向けの啓発ポスターを作成しました。
「注意すること」「危険なこと」などネガティブな啓発が多い中、
上を向いている構図から「未来へ向けての意志」を表現しました。
本ページを「消費者の権利と責任」を正しく知り、皆さんで考える場としていきたいと思います
広報みさと令和4年3月号
http://www.city.misato.lg.jp/secure/3058/2203.2.pdf