校長より
家庭科部 手作り練習着でつなぐ絆 ~野球部へのエール~
野球部の夏合宿に向けて、家庭科部の皆さんが心を込めて練習着を手作りで作成してくれました。型紙からひとつひとつ丁寧に仕上げる姿に、仲間を応援する温かい思いを感じました。
残念ながら夏の大会で野球部は惜敗しましたが、家庭科部の皆さんの気持ちは野球部員にとって大きな励みになることと思います。
現在、新チームは早速練習に励んでいます。この夏あと一歩のところで負けた悔しさを胸に、さらに力をつけて大きく飛躍してくれることを期待しています。
引き続き、皆さまの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
野球部 全国高校野球埼玉大会
7月9日(木)に行われた夏の大会初戦、エース・寺澤投手の力強い投球で8回2死までノーヒットに抑える素晴らしい試合展開でしたが、9回に惜しくも逆転され、敗れてしまいました。
校務により球場での応援は叶いませんでしたが、ネットで試合を観戦し、選手たちが最後まで諦めずに全力で戦う姿に胸を打たれました。今回の悔しさを糧に、さらなる成長を期待しています。顧問の先生方をはじめ、当日応援に駆けつけてくれた吹奏楽部の皆さん、関係者の皆さまに感謝申し上げます。
また、この大会をもって引退する3年生の皆さん、これまでの頑張りとチームへの貢献に心から感謝します。卒業後の進路に向けての準備も引き続き応援しています。
保育実習 ~三郷市・早稲田保育所にて~
6月23日(火)から、家庭科「保育基礎」の授業の一環として、地元・三郷市の早稲田保育所で保育実習が始まりました。この実習は、本校の生徒が園児と遊び、関わることで、保育の楽しさや難しさを学び、将来の保育者としての意識を深める貴重な機会です。
初日の今日は、早稲田保育所の担当の先生から、実習にあたっての心得や注意事項についてお話をいただき、生徒は緊張感を持ちながらも意欲的に取り組みました。今後も数回にわたり実習を行い、現場での経験を積み重ねる予定です。これからも子どもたちとのふれあいを大切にしながら、保育の知識と技術を深めていきます。
地元企業からのICT機器贈呈式
このたび、地元三郷市の株式会社OGISHI様より、ICT機器のご寄付を賜りました。令和8年6月22日(月)、本校応接室にて贈呈式を行い、代表取締役の小岸昭義様からは、「ぜひ、三郷北高校の生徒のために役立ててほしい」と温かいお言葉をいただきました。
教職員一同、心より感謝申し上げます。いただいた機器は、授業等で生徒たちの学びを深めるために大切に活用してまいります。今後も地域の皆様との連携を一層大切にし、より良い教育環境の実現に努めてまいります。
書道部 第57回全国学生書道展
本校書道部が、第57回全国学生書道展(第65回記念書象展)に作品を出品しました。
その中で、早川瑠香さんが見事に全日本書道芸術大賞を受賞し、日頃の努力と技術が高く評価されました。
書道部の皆さんの熱心な取り組みが実を結び、大変誇りに思います。今後もさらなる活躍を期待しています。
三者面談
6月3日(水)から始まった三者面談は、本日が最終日となりました。中間考査の結果が出そろい、生徒一人ひとりが卒業後の進路を見据えながら、保護者の方々とじっくり話し合う貴重な時間になったことと思います。
面談期間中、生徒たちは自分の時間を有効に使い、図書館等で勉強に励む姿や熱心に部活動に取り組む姿が多く見られました。新年度が始まり、あっという間に2か月が経ちましたが、生徒たちが意欲的に様々なことに挑戦している姿を見ることができ、大変うれしく思います。
これからも、三北生の皆さんが自信をもって未来へ進んでいけるよう、教職員一同しっかりサポートしてまいります。
女子ハンドボール部 関東大会
6月6日(土)、彩の国くまがやドームほかで開催された女子ハンドボールの関東大会に、本校が出場しました。初戦の相手は山梨県代表の駿台甲府高校でした。試合は開始早々から互いに点を取り合う白熱した展開で進み、後半戦へ。試合終了間際まで本校がリードするも同点に追いつかれ、延長戦に突入しました。最後まで懸命に戦いましたが、惜しくも32対40で敗れました。
選手たちは最後の一瞬まで全力を尽くし、素晴らしいプレーを見せてくれました。今後のさらなる活躍を期待しています。また、応援してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
令和8年度第47回入学式(校長式辞 要約)
春の暖かな陽気に包まれ、第47回入学式を無事に挙行できましたことを心よりうれしく思います。238名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員一同、心から歓迎いたします。新入生の皆さんには、この3年間を有意義に過ごし、これまで先輩たちが築いてきた伝統を胸に、新しい歴史を切り開いていってほしいと思います。また、保護者の皆様には、お子様のご入学を心よりお祝い申し上げます。学校と家庭が連携し、お子様の成長を支えてまいりたいと存じますので、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
式辞では、新入生の皆さんに高校生活で大切にしてほしいことを2つお話ししました。
1つ目は「失敗を恐れず、挑戦すること」です。高校生活では授業や学校行事、部活動な様々な経験が皆さんの成長の糧となります。挑戦するからこそ失敗を経験し、それこそが成長の証です。どうか前向きに、積極的に挑戦してください。
2つ目は「問いかける心をもつこと」です。「なぜ」「どうして」と問いを持ち続け、考え工夫して学ぶことが、本当の理解と成長につながります。時代が急速に変わる今、社会や技術の進歩にも疑問をもち、深く考える姿勢を大切にしてください。
これら2つのことを胸に、充実した3年間を過ごし、自信と誇りをもって新しい歴史を創り上げてほしいと願っています。新入生の皆さんの高校生活が実り多いものとなるよう、教職員一同、心から応援しています。
令和8年度1学期始業式 (校長講話)
始業式では、新年度のスタートにあたり、これからの高校生活で大切にしてほしいことを2つお話ししました。
1つ目は「とにかくやってみる」ということ。挑戦する前から諦めてしまうのではなく、まず一歩を踏み出すことの大切さをお伝えしました。失敗を恐れずに積極的にチャレンジしてください。
2つ目は「簡単に壊さない」ということ。壊すことは簡単ですが、作り上げることは容易ではありません。だからこそ、これまで積み重ねてきた努力や友情、信頼、そして家族や友人の支えを大切にし、自分自身を大事にしながら高校生活を送ってほしいと思います。
大胆に挑戦する勇気と、大切なものを守る慎重さ、この2つを両立させて、楽しく充実した高校生活を過ごしてください。皆さんの成長を心から応援しています。
そして、この一年間、健康に気を付けて怪我なく元気に過ごしましょう。
令和7年度第44回卒業証書授与式 式辞
式辞
日ごとの暖かさが増し、梅の香の薫るこのよき日に、武田PTA会長をはじめ多数のご来賓の 方々のご臨席を賜り、埼玉県立三郷北高等学校 第44回卒業証書を挙行できますことはこの上ない喜びであります。
先ほど、卒業証書を授与された221名の44期生卒業生の皆さん、そしてご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。
さて、世界の変化のスピードは加速度的に速くなっているように思います。我々の人生は1度きりしかありません。この1度きりの人生を後悔なく送るためには様々な情報に対して正しいか正しくないかを自ら判断し、行動していかなければなりません。特にAIの進歩は目覚ましく、最近問題となっているディープフェイクの問題はまさに自分自身で情報の正誤について適切に判断することが重要であり、間違った情報により大きな失敗を起こさないようにしなければなりません。
また、イーロン マスク氏は、現在皆さんも使っているスマートフォンは後5,6年で時代遅れになるであろうと予測しています。スマートフォンにはOSやアプリは必要なくなり、サーバーにあるAIと通信するためのいくつかの無線機、画面、スピーカー、そして全体を動作させるための軽量のプロセッサとメモリで構成されることになるそうです。
こういった様々な変化がある中で、卒業にあたり卒業生の皆さんに素晴らしいそして、有意義な人生を送ってもらうために、「守破離」という言葉を紹介したいと思います。
この言葉は、「守」は守るという漢字で、「破」は破るという漢字で、そして、「離」は離れるという漢字を書きます。
この言葉は、戦国時代から安土桃山時代に活躍した、商人、茶人であった、千利休の教えをわかりやすく、覚えやすいように和歌の形にした、「利休道歌」の中に出てくる、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」という句から引用されたものとされているのが、「守破離」という言葉です。
修業するにあたって、「守破離」の「守」とは、まずは師匠から教わった型を徹底的に守るところから修業が始まることである。「守破離」の「破」とは、師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、師匠の型はもちろん他流派の型なども含めそれらと自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで既存の型を「破る」ことができるようになることである。そして、「守破離」の「離」とは、さらに鍛錬・修業を重ね、かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通しその上に立脚した個人は、自分自身とその技についてよく理解しているため既存の型に囚われることなく、言わば型から「離れ」て自在となることができることであり、このようにして新たな流派が生まれるのである。と言われています。
また、「本を忘るな」とあるとおり、教えを破り離れたとしても根源の精神を見失ってはならないということが大変重要である。と、言われています。
禅宗の僧侶であり、TBSラジオのこども電話相談室の銘回答者として知られる、無着成恭さんは「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」と語っており、これは歌舞伎役者である、十八代目中村勘三郎の座右の銘「型があるから型破り、型が無ければ形無し」としても知られています。要するに、「守破離」という言葉は、個人のスキルを表すため、茶道、武道、芸術等、あるいはスポーツや仕事等々において様々な成長のプロセスに用いることが出来る言葉であり、現代社会においても、
「守」は、上司・先輩に教わった業務を確実にこなすこと。
「破」は、基本を応用、発展させ独自のスタイルを模索すること。
「離」は、さらに発展させオリジナルな発想をすること。または独立すること。と、なぞられることができます。
ぜひ、卒業生の皆様には皆さんには社会に出て、この「守破離」を実践してもらい、人生の成功を勝ち取ってほしいと思います。決して、「形無し」となることのないように努力を続けてほしいと思います。改めまして、ご卒業おめでとうございます。これからの皆様の活躍を心より祈念しております。
ご家族の皆様におかれましては、お子様のご卒業は感慨ひとしおのことと存じます。高校卒業までの約18年間、深い愛情をもって慈しみ、育ててこられましたことに心から敬意を表します。そして本日卒業を迎えるにあたりご家族の喜びはいかばかりかと拝察いたします。これからお子様は大人として責任ある行動が求められます。まだまだ未熟なところもあると思いますので、ぜひとも人生の先輩として範を示していただき、輝かしい未来への道筋をつけさせていただければと存じます。
また、入学以来この3年間本校の充実、発展のために本校の教育活動に多大なるご協力とご支援をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
結びに、公私ご多忙のところ、ご臨席を賜りましたご来賓の方々、ご列席いただきましたご家族の皆様に心より感謝申し上げます。
今後とも、本校へのご支援をお願い申し上げるとともに、皆様のご多幸と、卒業生の皆さんの今後の活躍を祈念し、式辞といたします。
令和八年三月十三日
埼玉県立三郷北高等学校長 橋 功